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トヨタ、リコール問題。2 [□ ニュースを追え!]

さて、龍馬も大毅もエチカも見終わったところで、トヨタのリコール問題を(WEBで)見始めた。
興味深いのは2つ。欧米におけるアクセルペダルのリコール問題。
そして、国内プリウスブレーキ問題。

まず前者から。リコールについて、責任の所在が問われている。
2/1時点の産経ニュースでは、
原因はトヨタの設計段階か、CTSの製造段階かまだ分かってないよとのこと。
加えて、状況性差が終わり次第、責任の比重に応じてトヨタからCTSへリコール費用を
一部請求することが述べられている。
2/3時点のSankeiBizでは、
CTSは悪くないよという記事。トヨタが使用環境まで想定しきれていなかったとの言い分。
こちらに関しては調査会社、CTSのキルナニ最高経営責任者(CEO)、
弁護士などおおよそ同じ見解。

考察-----
現在、原因はまだ不確定のままである。主張されている部分があるだけ。
製造の肯定からして、設計どおりに部品を作ることがCTSの義務であるし、
部品が組み合わさった製品が、商品としてユーザーに渡るところに責任があるのは当然トヨタ。
ここの真実が、今後の注目ポイントだと思う。

ただ、日本の企業が、メイドインUSAとして商品を作っていて、現地の雇用を担っている事実があり
持ちつ持たれつの関係であるはずなのに、一方的にCTSが逃げ切る姿勢が好きじゃぁない。
CTSに業務改善の余地がないとは言い切れない。トヨタに言われた仕事をするだけでいいのか?

で、後者プリウスの問題。
2/7の産経ニュース
2/7のプレジデントロイター
どちらも同じ内容。自主改修のキャンペーンからリコールへ踏み切るとのこと。
ただニュアンスとして一連の報道からイメージ悪化を受けてやむをえずのリコールだと分かる。
さらに!私が気になったのはプレジデントロイター記事の最後、
前原誠司国土交通相のトヨタ批判コメント。
トヨタ側「設定の問題であり、大きな問題ではない」に対し、
「(自動車を)使う側が決める話」、
「トヨタの対応は顧客の視点がいささか欠如しているという思いがある」だそうだ。

考察-----
言い過ぎじゃない?私にはコメントの先にアメリカ擁護を感じる。(普天間の話とかもあるし)
私はトヨタが特別好きなわけじゃないし、こそこそ改修していたのも良くないと思う。
世界一であり日本代表である車メーカーとしての姿勢を考え直して欲しい。
でもブレーキは踏めばちゃんと止まるんだってトヨタは理解しているわけだから、
そこにトヨタの顧客視点があるでしょ。
そんなにばっさり批判しちゃったらさ、結果経済に悪影響しませんか?
アメリカのトヨタ批判のながれに載ってませんか?
前原さん、そこまでのコメントをそっくり小沢幹事長に置き換えて言えますか?
「小沢幹事長の対応は国民の視点がいささか欠如しているという思いがある」
こんなかっちょいいこと言えないでしょ?もうちょっとさ、たとえば
「顧客の不安を取り除くため、早急な対応を期待する」とかどう?

今日の龍馬伝から吉田松陰の言葉を借りて言うなら
「お前のやるべきことは何だ?」って感じを、トヨタ、CTS、前原さんに向けて思う。
信頼を回復する為にトヨタが何をするのか、どれくらいかかるのか(期間)、注目したいと思います。

トヨタ、リコール問題。 [□ ニュースを追え!]

今このタイミングでは、プリウスのブレーキ不具合についてのニュースが増えているようですが、
昨年11月くらいから取り沙汰されているトヨタ車の自主改修、リコール問題を、追いかけてみたいと思います。
まずは気になっていることを箇条書き。

・プリウスのブレーキ不具合に関しては、それを原因とした実際の事故のニュースは
今のところ見かけない。

・リコールと自主改修の違いがわからない。

・アクセルペダル不具合の問題は、アメリカで販売されているトヨタ車に関して。
国内に出回っている台数もかなりあるはずだが、今はプリウスニュースに隠れてしまっている。
ちなみに、問題箇所の部品はトヨタ設計のアメリカ地場生産。

・アクセルペダルの問題箇所、国内の車はデンソー製。アメリカはCTS製。
"関係者によると、トヨタの場合、ペダルの図面作製や素材選定などはCTSが担当し、
トヨタが採用したという。今後、リコール費用に応じた補償を求めるが、
トヨタは「設計の不備を見抜けなかった責任はある」としている。(産経ニュース)"

・既に撤回されたラフード米運輸長官の「トヨタ車に乗るな」のコメントに
多くの人がアメリカの本音を意識したようだ。

中日新聞/読売新聞
副社長のコメントから、周りの報道よりトヨタの生の声が聞こえる。

・”ケイレツ”と表現される歴史がある。日本の生産企業が海外に工場進出した時、
現地の要望として「現地で部品作ってよ。系列会社で作らないでよ。」
っていう摩擦があったことを指しているらしい。

以下、個人的感想。
安全神話崩壊だとか、他の自動車メーカーにお客が流れるなどの記事も見られますが、
ちょっと見当外れてませんか?たぶん大事な事はフォローじゃないかな?
そしてそれはトヨタ自体の問題。乗り越えて世界一安心のトヨタになれるのか。
他の自動車メーカーだって、現状問題が表面化していないだけかもしれない。
また、地場生産の現状と、ラフード長官のコメントがかみ合ってない。
だからこそコメントはすぐ撤回されたのか。と思う。

余談---------------
小沢幹事長不起訴のニュース。
世界に影響力のあるトヨタ、各国の偉い人からエンドユーザまでが
迅速な原因説明と対処を求めます。当然トヨタもその努力を行って信頼を取り戻しにいくでしょう。
この傾向が世界基準だとして、日本の政治はどうなんでしょう。

日本の政治家(一部の?)はま逆。問題をひた隠し、説明足りない、対処至らない。世論に迫られて辞職。
何でもかんでも辞めりゃいいってもんじゃぁない。それよりもっと優先すべきことがきっとある。
まず認めるべきで、次にやり直すべき。グレーのまま続投って意味わかりません。

また、朝青龍引退のニュース、これは詳しくありませんが、
知人への暴行事件を決定打としての引退宣言なのでしょうか。
これまた、マスコミがワーワー言い過ぎて、真実がよく見えません。
本人が振り回されているようにも思えます。

どのニュースをとっても責任のあり方を考えさせられます。
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